研究所概要 | 烏骨鶏栄養科学研究所について

烏骨鶏栄養科学研究所概要

「研究所発足理由」及び「研究趣旨」

烏骨鶏栄養科学研究所は烏骨鶏(ウコッケイ)の滋養成分を栄養学的な技法で研究解明し、その成果を学術誌に公表するとともに発展的に利用することを目的とし2009年4月に設立されました。この研究所は烏骨鶏の肉や卵の栄養素や特異的な性状を科学的に分析するなどして、ヒトの健康機能の増進に対する科学的根拠を明らかにしようとしています。
烏骨鶏は中国の文献には古くから登場しており、はっきりとした記述では宋代(11世紀)に著された「物類相感志」にある「烏骨鶏の舌黒き物は骨黒し」というのが最古です。また、イタリアのマルコポーロによる東方見聞録(1271-1295)にも登場し、羽毛が絹糸状であることから英名では「Silky」(シルキー)と名づけられた美しい霊鳥です。
日本に烏骨鶏の薬効を伝えたのは「本草網目」という中国の本草学の書物です。 時あたかも漢方療法盛んな江戸初期です。「烏骨鶏丸」という名の薬は女性の諸病に卓効を発揮し、特に子宝に恵まれるということでした。しかし何千年前からの薬効と健康促進効果が評価され続けているのにも関わらず、現代科学がアプローチを始めたのはつい最近のことです。
当研究所は国内外の学術誌に公表した多くの研究報告より、烏骨鶏の肉や卵の栄養学的な価値や重要性を科学的に明らかにしてきました。その結果、烏骨鶏はヒトの健康機能を増進する機能が明白である抗酸化性食品を生み出す特異的な鶏であることが裏付けられ、この鶏が「ヒトが美しく健康で長生きするため」のすばらしい機能的な食品を生み出すことがご理解して頂けたと思っております。 また、当研究所の研究成果より食品と共にそれ以外の幅広い分野での利用価値が今後ますます明らかになるものと考えられ、新たな発展的な利用のもとで製品開発が進み、烏骨鶏「プリンセスシルキィー®」系統が身近な食文化と共に幅広い分野で利用できるように研究活動を進めて参ります。

主な活動内容

・研究成果報告会
・烏骨鶏保存飼育
・研究材料の提供
・若手研究者への助成
・食文化の紹介
・新商品開発への協力
・機能性原料開発

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